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街のみんなが参加し、盛り上げる音楽フェス!それが一乗寺the Day of Pleasure。

アーティストの息遣いや指先の震えまでが目前・間近で見られる!という魅力!

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本サイトがいち押しの音楽フェス「一乗寺the Day of Pleasure2016」紹介の最終回。このイベント、いよいよこの週末日曜12/11に開催です。

音楽フェスは、もちろん参加するアーティストや観賞環境が一番大切です。

一乗寺the Day of Pleasureの最大の魅力のひとつは、会場がカフェ、焼肉屋、居酒屋など、地域の名物店舗でバラエティに富んでいることですが、それが結果的に副次的な魅力を生んでいます。

つまり、コンサートホールやライブハウスではないから、アーティストとの距離がとっても近い!

ホントに目の前で、ギターのピッキングの一つ一つ、ピアノの鍵盤の選択や、指の震え(笑)、アーティストの生声やため息、など、すべての「息遣い」が見られるのです。

もちろん会場となるお店は、本来音楽を演奏する環境で作られているわけではないのだけれど、主催者側が、少しでもきちんと音楽を聴けるように、各会場に応じた音響環境に工夫を凝らしているので、やっつけ仕事の音楽イベントにありがちな、頻繁なハウリングや、聞こえにくい、歌詞が聞き取りにくいなどの不満は、少なくとも昨年は皆無だったことをあえて書いておきます。

お金をとってのコンサートというからには、最低限のことなのだけれど、これはとっても大切なことなのだと思う。

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スタッフとして大活躍する地元の学生たち!

現在もイベント企画や運営をおこなっている筆者は、たいていのイベント見学で、おおむねの経費を頭に描くことができる嫌なやつですが、今年のチケット代とラインナップを見たときに、よくここまでやってるなあ、と驚きました。

が、その理由が、地域の大人たち、さらにはこれからの社会の主役である学生さんたちの関わりです。

昨年は主催者プロデューサー個人のネットワーク中心だったようですが、第二回目にして、さらに人的協力の輪が広がり、今回はご当地京都精華大学ポピュラーカルチャー学部・安田ゼミ生の皆さんが企画段階から参加。
また、学生の街京都に住んでいても、他大学だったり、年度や選択コースが違ったりで意外と横の自由な繋がりが希薄なことも事実。

そこで主催者は今回、音楽フェスをきっかけにいろんな人たちとつながってほしいとの思いの中、様々な取り組みをおこなっています。
今回はそのいくつかを紹介したいと思います。

 

DOPキービジュアルなどのデザイン、実は学生!

ポスター

すでに本サイトではおなじみのこのポスター。

実は京都造形芸大・情報デザイン学科イラストレーションコース4回生の「みぎまつあや」さんの作品です。
会場のひとつであるNorwegianwoodのアルバイトスタッフである彼女は、勤務先を1週間借り切って個展を開催。地域の大人達を本気で巻き込んで卒業制作に勤しむ傍、素晴らしいビジュアルを制作してくれました。
10/30に開催された「鍵盤フェス」でも写真を使用したビジュアル案をディレクションしました。

下記は個展の様子です。
http://mgmt18.tumblr.com/

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京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部音楽コース2回生・安田ゼミが、がっつりゼミ課題として参画!

DOP2016は「音楽と地域社会」という名のゼミの実習として4月から活動を共にしています。ゼミのみなさんはさまざまな企画をおこないます。
1)「左京区、まるっと。 おさんぽマップ」制作

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4月から修学院・一乗寺を街ぶらし、地域をリサーチ。それをまとめた「おさんぽマップ」を当日、来場者の皆様に配布してくれます。
マップには、DOPより少し範囲を広げたおすすめのお店をたくさん紹介。
実際に、足を運んでお店の方とお話しして、というアナログな作業を悪天候のなかでも頑張って続けたそうです。
フェス当日はもちろん、また一乗寺界隈に遊びに来た時にお立ち寄りいただきたい素敵な情報が掲載されております。是非、保存版としてお持ち帰りください
(配布場所:恵文社COTTAGE)
2)当日は入場無料のフリーライブを、「むしやしない」で運営!

そして、当日は入場無料のフリーライブが行われる「むしやしない」
https://ja-jp.facebook.com/mushiyashinai/
にて会場運営を学生さんだけで行います。

達成感を感じ、それぞれのみんなが、大人になっても地域に関わっていく、イベントづくりにかかわっていく、そんな機会になってほしいものです。

なお、むしやしないではリストバンド着用者向けのサービス、おいしい飲食はもちろん、当日券の販売もおこなわれます。

3)お子様向け体験型ワークショップ「つくってみゅーじっく」

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総合案内もかねた恵文社COTTAGEでは、無料でご参加いただけるワークショップをゼミ生が担当します。
さわるといろいろな音がするタッチセンサーを組み込んだパネル(楽器型)で、気軽に音がでる仕組みの楽しさを体験が可能とか!また、パンフルートづくりのワークショップでは、学生さんがつきっきりで丁寧にお手伝い。
なんども試行錯誤しながら、タッチセンサー基盤の音をプログラムしたり、楽器型パネルを試作したりしつつ完成にこぎつけました。
当日は、数量限定で、学生さんこだわりのチャイの無料サービスもあるとか。

京都造形芸大のデザインユニット「WHOMO design」作品企画展「となりのとびらの音」

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「となりのとびらの音」は、少しアカデミックな企画です。

音楽(音)と地域社会の関連性を探った結果、音楽は雑音にもなり得るし、その逆ももちろんある。地域社会と音楽は今この瞬間にも混ざり、溶けている。そんなちょっとした「気づき」をあたえてくれる企画です。

「近くの自分以外から発せられる音というのは想像より多く、気になる。(気にならない。)それは、自分には関係のないものだと思っているからであり、視点を、概念を、変えれば、人生は劇的に面白く、また切なくもなる。そんな気づきは分岐点になる得るだろう〜
京都造形芸大芸術学部プロダクトデザインコース4回生・鴨川純さん、本田未怜さんを中心としたデザインユニット「WHOMO design」とその後輩である水谷早希さん、角田麻有さんは、作品展のキュレーションと、各会場に配置されるサイン、チケットなどのデザイン、総合案内の運営をサポートしてくれます。

上記紹介文にもある通り、今回の作品展では、「the Day of Pleasure」のコンセプトを踏襲しつつ、彼らなりのテーマを加えて構築。
展示作家も造形芸大、精華大を大学の枠を越えて募集。それらに混じって溶け込んで、DOPとは関係も深い、画家「高橋聡之輔」の作品が並びます。

贅沢な展示をライブの合間に是非ごらんください。

WHOMO designは外部からのオーダーも受け付け中とのこと。
是非、お気軽に連絡を。
詳しくは、http://www.whomodesign.com/ にて!

【となりのとびらの音 出展者一覧】

●京都造形芸術大学から
・オクダ コウダイ『ガチャポン』
名もない写真家が撮る無名のモデルの写真に価値はなく
そんな写真が出てくるガチャポンに投資する価値もないと思うかもしれない
しかい、このガチャポンの写真とモデルは、将来無限の価値が出る可能性を秘めている
(写真/プラスチックカプセル/写真用紙(光沢)600×1100)

・コニシムツキ 『デブリ』
一人、部屋で過ごす夜は宇宙。
街からも星からも切り離されて、夜に包まれ浮かんでくる。
それでも隣の扉の音一つでこの小さな星は衛星軌道から落っこちる。
今日もエンドロールには隣に住む君が載っている。
(彫刻/クスノキ/140×140×280)

・豊原遥菜『福丸』

私の隣には君がいて、君の音で朝目が冷めて夜は起こされて

私の毎日に欠かせない存在。

君の音が私の中では当たり前で、君が傍にいるっていう大切な証。

(絵画/綿布、岩絵具、金属箔/直径250)

・本居幸樹『路地裏』
出先での突然の雨ほど迷惑なものはない。髪型は崩れ、服はじっとり、家の洗濯物は洗い直しだ。
でも、のんびりと何をするでもない日の外から聞こえる屋根の叩く音は心地良く、
不思議と外に出たくなってくる。雨の日だから気付ける町の小さな変化もあるかもしれない。
(イラストレーション/Photoshop/B3)

●京都精華大学から
・ゆえ『人間の音』
人は音を立てずに生きることは出来ない。
心臓が動き続ける限り、音との関わりは終わらない。
(油絵/キャンバス・油絵具/S3(273×273))

・中西 悠乃『音』
気づき
(立体/シュレッダーのごみ、ボンド/500×600×600,底面400×400)

・ろめ『なくてもいいものなくてはならないもの』
自分にとっての生活に音楽。
(油絵/ガッシュ・紙・メディウム/約50号)

・小夜『心音』
あなたの音
(油絵/530×455)

●特別参加
・高橋聡之輔
(ケント紙、ハードパステル、縄文パステル(自作.灰を固めてパステル状にしたもの) 鉛筆、木炭、水溶きジェルメジウム)

 

 

以上、会場提供やグルメ提供の地元の大人たちに混ざって、京都の学生パワーが大爆発の予感の一乗寺the Day of Pleasure2016.

一日で見ることは…多分できないな、こりゃ。

一乗寺the Day of Pleasure2016はこちら

 

チケットは絶賛販売中(前売り券はこちら)