結構衝撃的なデータ(筆者個人かもしれませんが)を紹介します。
FULLER株式会社が提供するアプリマーケット市場データ分析「App Ape」(アップエイプ)によると、2013年に比べ50代以上男性の出会い系マッチングアプリの伸び率がわずか3年で約14倍になっており、スマホやSNSの広い普及に伴い出会い意識にも変化が起きていることが分かりました。
内閣府発表の情報通信白書*によると日本でのスマホ普及率は64.2%まで増加し、前年比1.6%増、平成22年から9.7%増加しています(世帯調査)が、それにともない、ライフスタイルの変化も見られるようです。
恋愛マッチング系アプリは、従来の「出会い系」からイメージチェンジし、SNSとの連動型による信用度向上やサービス充実などに取り組んでいるらしいです。
つまり見た目スマートになってきたわけしょう(その辺りのアプリを全く知らない勉強不足な筆者はどう変わってるのかすらわかりません。後日取材してみます)。
さらに、アプリ数も全体的にも増加傾向にあるそうです。
男性50代以上に関しては月間利用者数(MAU)が2013年11月4,133数から2016年9月には57,096数(13.8倍)と圧倒的な増加が見られます。
SNS分野で大きなシェアを占めるfacebookは、MAU年代別をデータ化すると、3年前からの伸び率は100%を下回り全体的に男女ともに利用率は減少傾向にあります。一方で 、男女ともに50代以上のユーザーだけが高い伸び率を示しているそうです。
最近FACEBOOKは50代以上のツールとよく言われますが、その通りのデータなのですねえ。
「App Ape」による考察は、『広いスマホの普及と、近年の熟年離婚の増加が関わっていると考えられます』とあります。
が、ほかにも原因があるのではないかなというのがasita.ba的感想です。
この辺りはまた時を改めてじっくり取材したいと思いますが、いずれにせよ、50〜60代に、確実に心理的な地殻変動が起こっているといえそうです。
情報提供元:FULLER株式会社
文:堀埜正直