ネットをベースとした様々なビジネスが展開されていますが、なかでも近年のトレンドとして「シェアリングビジネス」が大きな注目を集めています。
シェアリングビジネス…とは、「所有」から「借りる、分かち合う、共同で使う」ことにより、所有による場所の確保、維持費、などから解放され、必要な時に必要なモノを、という発想で生まれているビジネスです。
近年代表的なのは「民泊」でおなじみのAirbnb。個人が持つ空き部屋や所有住居を登録し、その仲介をwebでおこなうもの。感度の高い大人が多いasita.ba読者なら、すでに多くの方がホストとして登録されているかもしれませんね。
他にもさまざまなシェアリングビジネスがネット上で成立していますが、このビジネスモデル自体は決して新しいものではありません。
代表的な旧モデルとしては「レンタカー」がありますね。その発展形としてカーシェアリングも出てきました。
でも決定的に違うのは、旧ビジネスは、企業が「モノ」を一括で所有管理し、情報発信もその企業自体がおこなっているという、集権的なビジネスであるという点です。
新しいシェアリングビジネスの特徴は
①個人レベルの資産(モノ)の解放
②それをヘルプする第三者のネット事業(情報拡散=利用者獲得/モノ・資産確保=所有者登録機能)
の、まさにモノにあふれ、かつ、ネット時代にふさわしい「情報性」から成立しているという点にあります。
さてそんなトレンドの中で、インバウンドの活性化が言われる日本で、新たなシェアリングビジネスが登場しました。
それが「ecbo cloak」です。
ecbo株式会社がスタートさせた、このビジネスは、2017年1月18日(水)現在、東京・渋谷を中心にスタート。まだ全国規模には育っていません。
なので、「個人として登録し、収入を得たい」関西の方には要注目のビジネスです。
この仕組みは、利便性の高いエリアにある、人気カフェやレンタサイクルなどの遊休スペースを “荷物一時預かり”シェアリングサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」として活用するというもの。
ecbo cloak(エクボクローク)は、IoTを利用して「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」とをつなぐ、ありそうでなかったシェアリングサービスです。
<サービス利用のメリット>
契約店は遊休スペースの活用ができ、自店へのお客様の誘導やPRにつなげることができます。訪日観光客は各地の飲食店やショップに荷物を預けることで、その地域のユニークな体験や情報が手に入ります。
観光途中でコロコロや旅行バッグを引っ提げて歩くというのはとても重労働です。また駅のロッカーや荷物あづかりは、その場所へ戻る必要があり、起点終点が限定的にならざるをえません。
この「お店があづかる」という仕組みだと、ぶらぶらする場所で自由に一次的にあづけることができます。駅などの荷物あづけの混雑とも無縁です。
利用はすべてスマホなどの対応で下記のようになっています。
ecob社では今後京都・大阪などを中心に10,000箇所の拠点作りに取り組むそうです。
すでに下記のサイトからもオーナー登録フォームも用意されています。
ecbo cloak
(現在Webブラウザのみで提供)